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2020年1月28日

【白内障手術時のワルファリンの継続】


【質問内容】


眼科にて白内障手術予定の患者。

ワルファリンを継続服用しているが、休薬の必要性はあるか?


2019年10月14日

【外用薬の新薬における投与制限】


【質問内容】


外用薬(点眼等)の投与上限は具体的に定まっているのでしょうか?



【回答内容】


内服薬と同様に14日分の投与制限が定められている。



点眼薬の場合、日本眼科医会の指針では『2週間分の投与量の目安として、4回点眼の場合には20L、2回点眼では10L、1回点眼では5L[1]と示されている。



軟膏剤等については塗布面積の関係もあるため、明確な判断基準は設けられていないが、成人の全身に塗布する場合おおよそ40g必要となる[2]





[1] 日本の眼科.798号(2008,1150.
[2] Drake L.A.et al.J Am Acad Dermatol 199635615-9一部改変

2019年10月7日


【キサラタンと後発品のベンザルコニウム塩化物の濃度比較】


【質問内容】


先発であるキサラタン点眼の防腐剤が多いとのことで、参天製薬の方よりラタノプロスト点眼0.005%「SEC」を勧められました。

現在在庫しているのがGEは、ラタノプロスト点眼0.005%「センジュ」となっております。

先生は特にどちらのGEが良いなどの希望はないようです。

・「センジュ」と「SEC」では、防腐剤の量などには違いがあるのでしょうか。



【回答内容】


インタビューフォーム上には記載がないため各製薬メーカーに確認を行った。



各メーカーのベンザルコニウム塩化物の濃度は以下の通り。

センジュ:濃度:0.02%

SEC:濃度0.005

ファイザー(先発品):濃度0.02



ベンザルコニウム塩化物には角膜上皮障害も知られているため、低濃度のほうがリスクは少ないとされている。


2018年7月11日

【チメロサール含有点眼薬の有無】


【質問内容】
門前眼科医師からの質問。
現在流通している点眼薬にチメロサール含有の製剤は存在するか?

【回答内容】
現在チメロサールを添加物として含有している点眼薬は保険薬にありません。

『調査方法』
PMDAwebサイト、添付文書メニューにて以下の検索条件にて検索
組成・性状に『チメロサール』を含む。ワクチン等の検索結果はあり。
※全文検索にしても点眼はありませんでした。

インフルエンザやジフテリア、破傷風といったワクチンにチメロサールは含有されているようです。

チメロサール;チメロサールはエチル水銀に由来する防腐剤であり、複数回接種用のバイアル等の開封後の細菌汚染防止のために古くから用いられてきた物質である[1]


[1] 厚生労働省発出資料『保存剤(チメロサール等)が添加されている新型インフルエンザワクチンの使用について』

2017年6月21日

緑内障手術後のリザベン点眼液の投与

【質問内容】
今までキサラタンが出ていた患者さん。
大学病院へ転院するとともに、本日からリザベン点眼液が処方された。
大学病院では緑内障の手術を行ったとのこと。

リザベン点眼液の処方意図について教えて欲しい。

【回答内容】
リザベン点眼の有効成分であるトラニラストにはサイトカイン(TGF- β1)、活性酸素の産生あるいは遊離抑制作用をも有し、ケロイド及び肥厚性瘢痕由来線維芽細胞のコラーゲン合成を抑制することで瘢痕形成の抑制効果があることが知られています[1]

その効果から緑内障手術後にリザベン点眼液を点眼した所、手術による眼圧降下作用が維持されたという文献があります[2]

恐らく当該の患者さんについても、術後の眼圧降下作用を維持するために、リザベン点眼液が処方されたものと考えられます。




[1]リザベンカプセルインタビューフォーム.Ⅵ薬効薬理に関する項目2.薬理作用
[2]杉山哲也 清水一弘. トラニラスト点眼により緑内障手術後濾過胞が良好に保たれた1.臨床眼科.53,2,p145-148.


2017年4月14日

抗アレルギー剤点眼薬の比較

門前内科医師より
「抗アレルギー剤点眼薬での効果を比較している資料はないか」
との問い合わせをいただきました。



抗アレルギー剤点眼薬には以下の種類があります。
▼抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)
※ザジテン、リボスチン、パタノール、アレジオン(ザジテン・パタノール・アレジオンは抗ヒスタミン作用のほかCM遊離抑制作用も持つ)
▼抗アレルギー薬(遊離抑制薬)
※インタール、リザベン、アレギサール(ペミラストン)エリックス、ケタス、アイビナール、ゼペリン

それぞれを参考資料を元に並び替えると以下のようになります。
アレギサール=ゼペリン=インタール[1]≦リボスチン[2]*アレジオン≦パタノール[3]=ザジテン[4]

*リボスチンには抗ヒスタミン作用しかないため
また他剤の遊離抑制薬には比較資料が存在しませんでした。

すなわち、アレジオン・パタノール・ザジテンであればどれを選んでもほとんど同等の効果が得られるようになっています。

ですので、使い分けの際にはそれ以外の特徴での使い分けが多くなります。
使い分けに関する特徴として、pH及び防腐剤、使用感が上げられます。
点眼比較.png

BACは接触性皮膚炎も多く報告されているため、BAC含有点眼剤は人を選ぶ傾向にあります。また、コンタクトレンズを白濁するおそれがあるためCLの上からの使用は原則回避となります。



[1]ゼペリン点眼液インタビューフォーム.Ⅴ治療に関する項目3臨床成績(5)検証的試験2)比較試験,14,201610
[2]リボスチン点眼液インタビューフォーム.3臨床成績(4)検証的試験2)比較試験,8,20138
[3]アレジオン点眼液インタビューフォーム.Ⅴ治療に関する項目3臨床成績(2)臨床効果2),8,
[4]パタノール点眼液インタビューフォーム.Ⅴ治療に関する項目(5)検証的試験2)比較試験,11-13,20166.