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2019年3月15日

【甲状腺機能低下と認知機能低下】


【質問内容】

認知機能低下患者に対して、チラーヂンSが投与された。
この処方の処方意図はなんなのか?

【回答】

甲状腺機能低下による認知機能低下の疑いがあるため。

【回答内容】
顕性甲状腺機能低下症は認知機能障害や抑うつ症状を来たす。認知機能は広範囲に障害され、一般知能、注意・集中力、記憶、知覚障害、言語、遂行機能の障害を認める[1]

【キーワード】
認知機能 甲状腺機能低下


[1] 日本神経学会. 認知症疾患診療ガイドライン2017.CQ16-2,342-343

2019年2月6日

【外来服薬支援の適応例】


【質問内容】 

これまでPTPのままお渡ししていた患者。ご家族が入院したことにより、認知機能の低下が見られるようになり、服薬が困難となった。 
そこで、一包化を依頼されたのだが、この場合どんな点数を算定すればよいか? 

【回答】 

外来服薬支援料の適応と考えられる。 

【回答理由】 

一度薬剤をお渡しした時点で、処方箋による調剤は完了していると考えられるため、一包化をしたとしても一包化加算の算定はできない。 

それを踏まえて、診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について、別添3の資料、調剤報酬点数表に関する事項に以下の記述がある。 
(4) 外来服薬支援は、処方箋によらず、調剤済みの薬剤について服薬管理の支援を目的として行うものであるため、薬剤の一包化を行った場合でも、調剤技術料は算定できない。 
このように調剤済みの薬剤に対して行うことを想定している点数は外来服薬支援料となる。 

当該薬剤の処方医に了解を取り、一包化等により薬剤を整理し、日々の服薬管理が容易になるよう支援した場合に、服薬支援1回につき、月1回に限り算定が可能。 

【キーワード 
外来服薬支援 一包化 

2017年7月5日

糖尿病併発の認知症患者への抗精神病薬の使用

【質問内容】
糖尿病合併の認知症患者。
すでに抑肝散を投与しているが、抗精神病薬の投与を検討している。
糖尿病併発に使える薬剤は?

【回答内容】
内容からBPSDに対する抗精神病薬の投与と推測致します。
厚生労働省作成の『かかりつけ医のためのBPSDに対応する抗精神病薬の投与ガイドライン』上にある抗精神病薬では
・リスペリドン(リスパダール)
・アリピプラゾール(エビリファイ)
※ただし、アリピプラゾールの場合は慎重投与。
が該当します。

またデパケンも興奮や衝動性を抑える効果が期待できるとされています[1]。その場合デパケンは100mg~200mg/日の低用量となります。



[1]水上勝義.BPSDの治療.老年期認知症研究会誌,vol.,2011,78-83.