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2020年1月20日

【亜鉛華軟膏とサトウザルベ】


【質問内容】


他施設で亜鉛華軟膏の処方箋を応需し、在庫していた亜鉛華軟膏を調剤したが

後からサトウザルベ軟膏20%を在庫していることに気付いた。

組成をみると両方同じだが、保険薬事典を開くと区別され記載されていました。

このことから亜鉛華軟膏記載の処方箋にサトウザルベ軟膏20%の調剤は不可

と一旦結論付けたが、両者の関係を教えて頂ければ幸いです。


2020年1月13日

【ベトノバールG軟膏の代替調剤】


【質問内容】


ベトノバールG軟膏(基礎的医薬品)をリンデロンVG軟膏もしくはデルモゾールG軟膏で調剤可能か。


2019年3月7日

【活性型ビタミンD3外用剤による高Ca血症の発症】


【質問内容】

内服の活性型ビタミンD3製剤では高カルシウム血症の副作用が言われることがあるが、外用剤でも起こりうるのか?

【回答】

活性型ビタミンD3外用剤の投与だけでも高カルシウム血症は起こりうる。

【回答理由】

製剤の脂溶性は高く、中でもマキサカルシトール軟膏は基剤に脂溶性のトリグリセリドが入っているため吸収されやすく、皮膚から全身へ薬物が移行する。そのため、高カルシウム血症になる恐れがある[1]

また同様の症例報告が複数上梓されており、特に高カルシウム血症発症の危険因子を有する以下の症例については十分な注意が必要となる。
①規定範囲を超える外用量(マキサカルシトール軟膏の場合10g/d)、②経皮吸収が亢進した皮膚の状態、③合併症の存在(特に腎機能低下)、④併用薬剤による影響(ビタミンD内服薬,Ca製剤,エトレチナート、シクロスポリン,サイアザイドなど)等[2]




[1] 全日本民医連. 副作用モニター情報〈465〉 活性型ビタミンD軟膏と利尿剤の併用で起きる高カルシウム血症. https://www.min-iren.gr.jp/?p=28648.参照日2019/02/27
[2] 福島聡,三宅大我,影下登志郎,他:マキサカルシトール軟膏外用で高Ca 血症を来した乳児汎発性膿疱性乾癬の1例.西日皮65:570-573,2003

2018年1月31日

インドメタシン外用剤の授乳婦への使用可否

【質問内容】
本日ケアマネの方から授乳中にインドメタシン軟膏を使っても良いか相談がありました。
咄嗟にその場で調べたところインドメタシンはあまり良くないという記述が複数ヒットしたので販売はしませんでした。
インドメタシン外用剤の授乳中の使用の可否や乳汁中への移行のデータなどご教授頂ければ幸いです。
またOTCでお勧めできるものがあれば教えて頂けると大変助かります。
ちなみに腱鞘炎で手首から肘にかけて使いたいとのことでした。

【回答内容】
まず、塗布後の血中濃度から検討します。
インドメタシン軟膏(ゲル 1%10g(インドメタシンとして
100mg)を背部皮膚(約 900cm2)に 8 時間塗布し、血漿中濃度を測定した。各例とも塗布後 6時間で最高血漿中濃度(17.121.7ng/mL)に達したのち徐々に減少する傾向を示す。[1]

この数値と内服させた場合の血中濃度を比較します。

インドメタシンカプセルを単回服用させた場合の最高血中濃度はおよそ1000ng/Lとされ[2]、乳汁中へ移行することが知られています。

乳汁中に移行するとされていますが、国立療育センター作製の資料にてインドメタシンは授乳中でも安心して使用できると思われる薬のリストにも掲載されております[3]

以上のことから内服に比べ、乳汁中に移行したとしても血中濃度も低くなる(1/50程度)こと等を踏まえて授乳婦へのインドメタシン外用剤の使用は問題ないと考えられます。

さて、その上でインドメタシン外用剤のOTCですが、種々の剤型があります。

バップ剤、テープ剤、ローション剤、スプレー剤、クリーム剤とあります。
使用感については温感タイプやメンソール配合の冷感タイプ等もありますので、使用感に応じての使い分けでいいでしょう。

患部が手首から肘といった腕まくりなどによって貼付剤の剥がれやすい場所でも有りますので、クリーム剤やローション剤、スプレー剤が使いやすいかと存じます。




[1]イドメシンコーワゲルインタビューフォーム.Ⅶ薬物動態に関する項目,p.1516
[2]インテバンSPカプセルインタビューフォーム.Ⅶ薬物動態に関する項目,p9~10
[3]国立成育医療研究センター.安心に使用できると思われる薬, https://www.ncchd.go.jp/kusuri/news_med/druglist.html,参照2018/01/18