2019年2月8日

【シロップ剤希釈後の保存状態】

【質問内容】

水剤の希釈についてです。
私の解釈では保存状態の良さは
原液>単シロップ>水道水>精製水
だと思うのですが、それぞれの保存期間と
保存状態についての文献などはご存知でしょうか。


【回答内容】

希釈したシロップそのものの、保存データは存在しないため、希釈用剤それぞれの保存期間にて検討を行う。
    原液及び単シロップ→それぞれの製剤の有効期限に準じる。ただし、開栓後に特に保存期間に記載があるものはそこに準じる。
    水道水→汲み置いた水道水は常温で3日程度、冷蔵庫保存で10日程度保存可能[1]
    精製水→開栓後1 週間程度で使い切ることが推奨されている[2]
希釈後の安定性は単体での保存期間よりも短くなると考えられるため、

原液>単シロップ希釈>水道水希釈(冷所で10日以内)>精製水(7日以内)
※ただし、精製水は当日開栓したものと考える。

以上のようになると考えられる。
【キーワード】
保存期間 水道水 精製水




[1] 東京都水道局.水源・水質.汲み置く際の留意事項,参照URLhttp://www.waterworks.metro.tokyo.jp/suigen/shinsai/kumioki.html,参照日:2018/10/30
[2] 健栄製薬.“よくあるご質問”. https://general.kenei-pharm.com/faq/purified-water/#2031 参照2018/10/30

0 件のコメント:

コメントを投稿