【質問内容】
プラケニル投与の女性。
身長156センチで投与量がプラケニル200mg 1Tであった。
添付文書から判断すると154~173センチの区分となるはずだが、疑義照会すべきか?
【回答】
まずは実体重の確認を。そのうえで疑義が解消されないのであれば、疑義照会すべき。
【回答理由】
プラケニルは皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデスに用いる薬剤で、身長から理想体重を算出した値により投与量が変化する。
プラケニルの女性への投与量は以下の通りとなる。
女性患者の場合
身長(理想体重):136cm以上154cm未満(理想体重31kg以上46kg未満)
1回投与量:1錠(200mg)
身長(理想体重):154cm以上173cm未満(理想体重46kg以上62kg未満)
1回投与量:1錠(200mg)と2錠(400mg)を1日おき
身長(理想体重):173cm以上(理想体重62kg以上)
1回投与量:2錠(400mg)
それを踏まえた上で、実体重が理想体重を大きく下回る患者に長期投与している 場合において、理想体重に基づく投与量を1段階下げること(例えば,300 mg/日を200 mg/日に下げる)ことを検討するとする文献[1]もある。
あえて、1段階下げているのであれば、実体重が少ないことも懸念される。
【疑義照会後の回答】
処方元の病院に疑義照会をかけたところ、患者自身がアレルギーがでやすいためにあえて少ない量で処方したとのことだった。当該回答を薬歴にも残した。
【キーワード】
プラケニル 疑義照会
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