2019年2月21日

【リンゼスの便秘での査定事例】


【質問内容】

リンゼス錠・マグミット錠・センノサイド錠 3剤で処方した所、リンゼス錠が切られた。
「(グーフィス・アミティーザを除く)他の便秘薬を用いて効果不十分な場合リンゼスを使用してください」と書かれていたが、添付文書上に記載がない。
更にセンノサイドとマグミットも同時に処方しているのになぜ切られたのか?
(今年5月に同処方の時は切られておらず、11月の処方が切られた)

【回答内容】

5月に査定を受けなかったのは、5月時点でリンゼス錠に『慢性便秘症』の効能がなかったためと考えられる。リンゼス錠が『慢性便秘症』の効能効果を取得したのは、20188月となっているため、それ以前のレセプトについてはおそらく、IBS-C(便秘型過敏性腸症候群)で提出されていると推測される。そのため、査定を受けなかったものと考えられる。
返戻を受けた理由についてだが、8/21付の保医発 0821 第1号にて以下の記述がリンゼス、アミティーザ、グーフィスに発出された。

リンゼス錠 0.25mg
本製剤の器質的疾患による便秘を除く慢性便秘症への使用に当たっては、他の便秘症治 療薬(ルビプロストン製剤及びエロビキシバット水和物製剤を除く。)で効果不十分な場 合に使用すること。
アミティーザカプセル 24µg
本製剤の使用に当たっては、他の便秘症治療薬(エロビキシバット水和物製 剤及びリナクロチド製剤を除く。)で効果不十分な場合に、器質的疾患による 便秘を除く慢性便秘症の患者へ使用すること。
グーフィス錠5mg
本製剤の使用に当たっては、他の便秘症治療薬(ルビプロストン製剤及びリ ナクロチド製剤を除く。)で効果不十分な場合に、器質的疾患による便秘を除 く慢性便秘症の患者へ使用すること。

上記の厚生労働省保険局医療課長通知により、査定されたものと考えられる。
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