2019年2月12日

【帯状疱疹の合併症による排尿障害】


【質問内容】

患者さんからの質問。
帯状疱疹の合併症により排尿障害を起こすようなことはあるのか?

【回答】

臀部、陰部に帯状疱疹が発生した場合、起こりうる。

【回答理由】

臀部、陰部は仙骨神経の支配領域であり、外陰部の帯状疱疹では、膀胱や直腸の動きが阻害され、排尿障害や尿閉を起こすことがある[1]

その他にも耳周囲に発症した場合、RamsyHunt症候群という難聴、顔面神経麻痺、味覚障害を主訴とする症状を生じ、目の上・額に発症した場合、ウイルスにより視神経が傷害されると、角膜炎・網膜炎・視神経炎を起こす可能性があり失明に至るケースもある。

【キーワード】


[1] 日本医師会インターネット生涯教育講座.帯状疱疹の診断・治療と疼痛管理.2】帯状疱疹発症部位別に見る注意すべき合併症

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