2018年5月16日

ビタミン剤が臨床検査値に与える影響


【質問内容】
患者さんからの質問。

薬局製剤の混合ビタミン剤3号Aの添付文書に臨床検査値に影響が出ることがあると記載があるが、どんな影響があるのか?

【回答内容】
それぞれの成分について確認していきます。

チアミン          :該当資料なし。
リボフラビン   :尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。
ピリドキシン   :該当資料なし。
ニコチン酸アミド:該当資料なし。

以上のことから尿定性検査の色調に関わる項目に対して影響することが考えられます。

なお、リボフラビンとして12 及び 4mgを経口投与した試験において、投与後24時間までの尿中排泄率はそれぞれ約1042及び44%だったとの結果も得られておりますので、服用後1,2日経過で影響は生じないものと推測されます。

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