2018年3月8日

小児へのPPIの投与(追記)

内科医からの質問。
小児のGERDや胃潰瘍でPPIを投与したい。
どのくらいの用量で投与すればいいのか?


現在国内で販売されているPPIには小児適応のある薬剤はありません。

2018年にネキシウムが懸濁用顆粒として承認されます。

添付文書からの引用となりますが
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、GERD、非びらん性胃食道逆流症に適応を有します。
※低用量アスピリン投与及びNSAIDsに対する潰瘍の再発抑制の適応症は、小児にはないようです。

それを踏まえた上で、他のPPIについてはメルクマニュアルに下記記載がありました。
【ランソプラゾールの場合】

10kg未満→7.5mg/日 10-20kg→15mg/日 20kg以上→30mg/日 引用元;メルクマニュアル


【オメプラゾールの場合】

1歳から16歳における投与量は5~10kgで5mg、10~20kgで10mg、20kg以上で20mg(オメプラゾールの海外添付文書より)



0 件のコメント:

コメントを投稿