2018年2月9日

ビスホスホネート製剤からの切替の検討

【質問内容】
門前医師からの相談。

ビスホスホネート製剤(以下BP製剤)は5年で中止の検討を行なうとされているが、何を基準に検討を行えば良いか?

またBP製剤から切替の際には、どんな薬剤を選択すればよいか?

【回答内容】
UK NOGG UK National Osteoporosis Guideline Group)は、2013年、BP製剤休薬の基準案をまとめています。これはWeb上で公開されているFRAXという骨折評価ツールを用いて評価しています。

ただ、FRAXの運用は煩雑との考えもあるとのことで、同著の記載に以下の文言もあります。

(1)治療中に新規骨折が生じた場合には、薬剤の種類はともかく、骨粗鬆症治療薬を継続する、(2)既存骨折(無痛性の椎体圧迫骨折も含む)があり75歳以上であれば治療を続ける、(3)大腿骨近位部骨折の既往があれば治療を続ける,(4)BP休薬を検討するのは(1)(3)を満たさず、かつ治療により大腿骨骨密度が骨粗鬆症診断閾値を上回った場合、という4点です[1]

さて、その上で薬剤の切替についてです。
骨折の危険性が高いということであれば、フォルテオが代替対象になってくると考えられます。
フォルテオを使用するにあたっては、骨折の危険性が高い患者に限定され、また使用期間にも制限があります(24ヶ月)。

さらにフォルテオからの切替の対象薬としては、BP製剤だけでなくSERMのエビスタやデノスマブ(プラリア)という選択肢もあります[2]




[1]竹内靖博. 骨粗鬆症治療薬ビスホスホネートの適切な使い方. 週刊医学界新聞 ,3117,20150316

[2]竹内靖博.骨粗鬆症治療の最前線.日本内科学会雑誌,103,4,・平成26 4 10


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