2018年1月10日

レアな処方の処方意図②

【質問事項】
•患者:28歳 男性
•泌尿器科
•パセトシンカプセル250mg 6c
•分3毎食後         14日分
パセトシンが長期大量投与されているのだが、この処方の意図はなんなのか?

【回答】
梅毒に対する処方となります。

梅毒の治療には、殺菌的に働き、耐性の報告もないペニシリンを第一に選択すべきである。バイシリンG(ベンジルペニシリンベンザチン)投与が基本になる。合成ペニシリンではなく天然であり、経験的に他のペニシリンよりも有効であるといわれている。バイシリンG:1日120万単位/分3またはアモキシシリン1日1,500mg/分3を内服させる
性感染症治療ガイドライン2016より引用
病期に応じて投与期間が異なります。
治癒判定は血液検査を行い判定します。


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