【質問内容】
訪問看護ステーションからの質問。
ビーフリード輸液とヒューマリンR注を混注している患者さん。
先に混注し、3時間後の訪問時に使用しようと考えているが、事前に混注して問題はないか?
【回答内容】
大塚製薬工場に確認した所、以下の回答が得られました。
ビーフリード輸液とインスリン製剤を混合した所、配合直後からインスリンの分解が発生し、79.5%までインスリン含量が低下します。
インスリンの含量は時間経過とともに、混合1Hr69.6%、3Hr60.6%、6Hr48.7%といった経過をたどります。
これはビーフリードはpHが中性付近になっているのに対し、ヒューマリンがpH5.8となっているためとのことです。
以上のことから、混注直後に使用しなければインスリンの残存率は時間経過とともに低下し、通常通りの薬効が発揮されない可能性があります。
0 件のコメント:
コメントを投稿