2017年4月24日

心不全の患者さんへの利尿剤使用

心不全の患者さんでフロセミドを頓服で使用している。
朝食後にはすでに利尿剤が処方されており、
体重が39kg以上でフロセミド1錠40kg以上で2錠服用となる。
1kgでは服装によっても違いが出てくるし、1日の体重変動でも変化のある数値だと思うが、良いのでしょうか?

→頓服使用の処方は経験ありますが、こんなにこまめに使用するケースが初めてだったので回答を保留しています。
知っていることがあったら教えて下さい。


状況からして慢性心不全の急性増悪と考えられます。

心不全の病態には体液貯留もありますので、日内変動であっても尿量が確保されなければ、その分の水分が体内に貯留してしまっていると考えられます(胸水や大腿部浮腫につながります)。

ガイドラインに記載のある通り、一日の除水目標が-kg-1.5kgですので、39kg以上並びに40kg以上を目安に除水を行う可能性は十分あります。


過剰な体液貯留の無い着衣体重(ドライウェイト)を測定しておき(この患者さんの場合39kg未満のはずです)、施設に来られた際の着衣体重がどのくらいであるかで服用量を判断するとよいのではないでしょうか。



その際、40kg前後で判断に迷った際は、低用量を投与し、30分から1時間後排尿後の体重測定をし、追加投与を考慮するというところです。


冬場のコート類まで入れた重量でおよそ2kg前後となりますので、コートを除いた場合、大体衣服の重量としては1kg前後と推測できるでしょう[1]。



[1]信州大学繊維学部感性工学科 気候に対応した高齢者の衣服調節行動



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