2017年4月28日

単シロップでの簡易懸濁の可否

現在、某病院に入院中の患者さんで、退院後は当薬局にて薬を貰いたいとのことで薬の用意をお願いしたいと、当該病院の薬剤部より連絡がありました。

その中の処方のひとつで
メソトレキセート2.5mg 5T 簡易懸濁法で
単シロップ

というのがあるのですが、担当薬剤師より簡易懸濁法を温湯ではなく、単シロップで行うという趣旨のことを仰っておりました。

単シロップでも薬は溶けるものなのでしょうか?
それとも溶けることはないので、簡易懸濁法を行った後に、従来通り矯味剤として使用すると考えるべきなのでしょうか?


まず単シロップの組成です。

L中850gの白糖が含有されていますので、殆どが白糖です。

また粘稠度もかなり高く、ややどろっとしています。

単シロップを製造している丸石製薬に確認したところ、やはり溶解自体が難しいだろうとのことです。(これは単シロップ中の水分が少ないこと、粘稠度も高いことが関係します)

また、単シロップを加温した際にザラメ(さらに加温するとカラメル)のようになってしまう恐れもあるため、加温自体が困難と言えるでしょう。

追記:それをもとに病院に再度確認を行ったところ、メソトレキセート錠を簡易懸濁法で溶かした後に、矯味剤として単シロップを添加をするという方法に変更となりました。


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