2017年3月1日

蜂さされ時のアナフィラキシーショックの起こる頻度

ハチに刺された時にアナフィラキシーショックが起こる頻度を教えて欲しい




蜂さされは山での仕事に従事している方の実に7割以上が経験している傷害です。


アナフィラキシーショックは2回目以降の蜂さされ時に起こる可能性があります。


日本では2001年から2013年までで、ハチ刺傷によるアナフィラキシーショックにより約260名の方が亡くなっています[1]


さてその発症頻度ですが、厳密な基準が設けられていないため諸説あります。


日本中毒情報センターの資料によると、局所反応が強い場合には局所アレルギー反応が疑われ、次回アナフィラキシー起こす危険性は5-10%と言われているとのことです[2]。


また、栃木県の調査によると人口の0.36%がハチ毒過敏症を呈するとのことです[3]。




[1]日本アレルギー学会.アナフィラキシーガイドライン

[2]日本中毒情報センター.ハチ刺傷

[3]生井聖一郎ほか:アレルギー 1984;33:344-56



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