高齢者の帯状疱疹の予防に水痘ワクチンを使用できるようになったと聞いた。
予防にどのくらい効果があり、どのくらい使用されているのか?適応症を取得する以前に調べたデータとなります。
2005年アメリカで約39000人を対象に行なった臨床試験結果があります。この試験結果から予防接種を行うことで発生率を51.3%減少させ、また帯状疱疹後疼痛の発生率も66.5%減少させることができたとのことです[1]。
接種率ですが、帯状疱疹の予防については2016年に適応追加となったばかりで、帯状疱疹予防としての接種率を調べることができませんでした。
ただ小児に対する水痘ワクチン接種率に関しては、41.6%程度と言われています。[2]
[1]Oxman et al,A vaccine to prevent herpes zoster and postherpetic neuralgia in older adults.N Engl J Med 2005;352:2271-84
[2]ウイルス 第59 巻 第2 号,pp.249-256,2009
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