2017年2月7日

デパケンの吸湿性と含量

デパケン錠は吸湿性が高く、保存方法によってはボロボロになってしまうこともあるが、この場合有効成分の含量も低下してしまうのか?




デパケン錠は主薬の成分の吸湿性が非常に高く、PTPの状態でも徐々に吸湿してしまいます。


しかしながら、吸湿・潮解した後でも有効成分が分解されることはなく含量に変化は見られません[1]。


ですので、潮解しぼろぼろになってしまった分も含めて服用できれば投与量に問題はありません。


ただし、潮解してしまった状態ですと正確に全量が飲めない可能性も高まることから、そのままの状態では服用せずに新しい物を服用して頂いたほうが安全と言えます。



[1]デパケン錠 インタビューフォーム 有効成分の各種条件下における安定性


0 件のコメント:

コメントを投稿