2017年2月23日

脂質異常症の治療薬と肝機能障害

 高コレステロール治療の方で、クレストール→リバロ→リピトールを使いいずれも肝機能障害で継続出来なくなったという方がいま す。
リピディルもダメでした。

こうのような方には、ほかにどのような薬をだせばよいのでしょうか。



結論から申し上げると、一番肝障害が起こりにくい薬剤はプラバスタチン(メバロチン)のようです。

どのスタチン・フィブラートも肝障害の可能性はありますが、メバロチンには細胞傷害性が無いという実験データがあります[1]。

逆を言うと、プラバスタチンを除くスタチン(セリバスタチン,シンバスタチン,アトルバスタチン,フルバスタチン,ロバスタチン)いずれも肝細胞障害性を有します。

[1]伊藤 善規,大石 了三.脂質低下剤による肝障害および筋障害について.TDM研究.2006,Vol.23,No1,32-39.


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