2017年2月1日

透析対象患者へのセフカペンピボキシル(フロモックス)の投与

患者背景:透析を受けている患者様。今回傷の処置のため、フロモックスが以下の内容で処方された。


Rp)フロモックス錠100mg 1T

 1*透析後


この服用方法に何か根拠はあるのか?

まずフロモックスは腎排泄型の薬物であり、添付文書上に以下の記載があります。


腎機能障害成人患者に150mg(力価)を食後単回経口投与したときのT1/2は,Ccr40mL/min以上の症例では健康成人の値と大きな差はないが,40mL/min以下及び腎不全患者では腎機能の低下に従い延長し,Cmaxも高値を示し,AUCも増大する傾向を示した[1]


その上で用量用法の検討を行います。日本腎臓病薬物療法学会が発表している資料を参考にしますと、透析をしている患者様にフロモックスを投与する場合、以下のようになります。


100mg1、血液透析日には血液透析後に投与[2]


上記の資料が今回の処方設計の根拠となります。なおこの一覧には主だった薬剤について記載がありますので、抑えておいていただくと良いかと思います。


[1]フロモックス錠添付文書

[2]日本腎臓病薬物療法 腎機能低下時の主な薬剤投与量一覧改訂38



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