患者様からの質問です。
先日職場で肝炎ワクチンの接種を受けたとのことです。
インフルエンザの予防接種もしたいと考えていらっしゃるそうですが、インフルエンザワクチンまで何日開けなくてはいけないのでしょうか?
インフルエンザワクチンは数種類が販売されていますが、どの添付文書上にも以下の記載があります。
2. 他のワクチン製剤との接種間隔生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上、また他の不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔を置いて本剤を接種すること。ただし、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。[1]
そして現在販売されている肝炎ワクチンである『ビームゲン』『ヘプタバックス-Ⅱ』どちらも不活化ワクチンであるため接種から6日以上間隔が置けば接種可能です。
ちなみに日本国内にある生ワクチンにはBCG、ポリオ、麻疹風疹混合(MR)麻疹(はしか)、風疹、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、水痘、黄熱、ロタウイルスがあります[2]。
[1]ビケンHA 添付文書 用法及び用量に関連する接種上の注意より
[2]国立感染症研究所 感染症情報センター 日本で接種可能なワクチンの種類
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