2017年1月27日

閉鎖密封療法と吸収率

外用薬の塗り方で、塗った後にでラップを上から覆う使い方がありますが、ラップを使うとどれくらい吸収が上がるのでしょうか。


また、どれくらいの時間使用するとよいのでしょうか。

いわゆる閉鎖密封療法(密封包帯法やODTとも)と言われる方法です。

角質の水分量を増やしバリア機能を低下させることにより、場合によっては100倍近い吸収率となることもあります(このあたりの資料はマルホのWebサイトやトーアエイヨーのWebサイトから見つけることができました)。

NSAIDs外用剤であっても全身性の副作用を発することがあるほどです。

ちなみにインドメタシンなどの事例ではおよそ50倍程度の吸収率となった事例もあります。


また実際の方法ですが、11回ないしは2回実施するのが一般的です。具体的には8時間から12時間程度に留めるようです。



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